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コナンにはまった話①純黒の悪夢

本当に今更、そして今だからとしか言えないタイミングでコナンにはまりました。

今春から公開されている劇場版「純黒の悪夢」を観たタイムラインの友人知人達が口々に映画の興奮さめやらぬ話をしているのを、私としては(コナンかー、ストラディバリウスが出てくる話までは原作漫画は読んでたなあ。でも長編漫画は既にワンピースとジョジョが本棚圧迫しているし、ワンピ以外の漫画にしたって作家買いばかりしているからコナンを置ける棚はないし完結したら読みたい)程度の気持ちで実に2ヶ月ほど経過していたのですが、気まぐれに開いたピクシブで大好きなユーザーさんがコナンはまりました!と数ページ漫画を投稿されていたのがきっかけとなり書店からレンタルで原作を一気に借りてきたのがまさに先々週の事でした。

そろそろ終わるから先に映画見に行きなよとせっつかれたものの、いやだってコナンってどういう漫画かはそりゃ知ってるけど、本筋全く記憶にないし主に皆が騒いでいる赤井と安室が何者だったか忘れたというかそんな人いましたっけレベルだったし先に原作を読んでから今作映画を観たほうが面白いに違いない!という無根拠な核心(ある種意地ともいう)の元、自分の頭では理解できなかった謎や人物の行動は考察サイトにお世話になりながらあっという間に読破してしまいました。もう映画は円盤出たら観ようと思ってたんですが、足を運べる範囲にある映画館の公開最終日がちょうど休みと被ったので劇場で観て来ました、純黒の悪夢

枕が長くなりましたが純黒の悪夢、すごい映画でした。そして先に原作を読破したからといって映画で新しく浮上した謎の考察が出来るかというと大した考察は全く出来ず、やはり昔からコナンが好きな人はそもそもの着眼点が鋭い人ばかりで、考察サイトを回って感心しきりです。なので私は感想だけになります。

大筋としては、ノックリストを公安から盗んだ(記憶した)キュラソーを公安とFBIそれぞれが追い、攻防により事故が発生し、事故により記憶喪失となったキュラソーにコナンら少年探偵団と博士が出会い、組織と公安とFBIがノックリストの真偽(キュラソーの記憶)とキュラソーを巡り対決するというものでしたが、クライマックスまで謎や伏線のオンパレードでした。しかし、全体を通して主だったキャラクターの言動の「何故そこでそうしたのか」が非常にわかりやすく「当然この人はそうする」という形で描かれていて、私のようなコナン初心者でも『ここが特別ひっかかって本編に集中できない』という事が発生しない脚本になっていました。

作りが自然というかとてもスムーズで、凄いなと思うのが遊園地のダーツのシーンです。

①ダブルブルを獲得したキュラソーを見て、灰原がキュラソー黒の組織の人間ではないかと疑う。その事をコナンに伝えるのはもう少し後になるが、この時灰原が「組織臭」を感じた時に使用される心臓の音の演出によって視聴者には伝える事ができる。(この時ベルモットもかなり近くにいた。なおかつキュラソーは記憶を失って毒気を抜かれた状態だった。灰原のセンサーに引っかかったのはキュラソー一人なの…?)

キュラソーにとって重要なモチーフとなる白イルカのストラップをコナンに獲得させる。ラストシーンの台詞のために、店員からキュラソー本人に渡してはならない。「好きな色に塗ってね」の一言でこの白いイルカがキュラソーのモチーフである事が伝わる。また、係員の「模造品のイルカ」という言い回しで視聴者がキュラソー・ラムの正体への考察にも繋げることができる。

キュラソーが子供たちと観覧車に乗って発作を起こし話の方向転換が行われる前に、この複雑なシーンが非常にスムーズに行われたのにはただ感動しかありません。

最初に子供達と観覧車に乗って5色の光を見たキュラソーが発作を起こした時は右目はカラコンの黒い瞳で記憶が戻らない。2回目に公安に乗せられて5色の光を見た時には白色(透明)の瞳で記憶が戻る。そして組織を裏切る。この繰り返し観覧車に乗っての対比も象徴的で面白い。

タイトルの「純黒の悪夢」は、『誰にとっての悪夢か』で意味が複数あると思いますが、個人的にはキュラソーが見た組織の闇によってラムの右腕となり過ごしていた時間が純黒の悪夢だよなあと思います。ベルモットに始末されそうになっていたところをラムが救済したかのようにも見えましたが、結果としてキュラソーは子供たちに色を変えられていて、記憶を取り戻した彼女が白イルカを手に観覧車を止めたその時に悪夢が終わったのではないかと。

議論されているラムの正体については、上記の係員の発言から『キュラソーはラムの模造体ではないか?』に加え、終盤に公安と居るキュラソーを見かけた蘭の「あの人どこかで…」発言から『ラムはどこかでキュラソーの姿で蘭とであったことがある人物ではないか』という考察をしている方がいて成る程と思ったんですが、個人的には灰原の「ラムの姿を見た者は全員違う外見的特長を挙げていた(言い回しは忘れました)」という言葉から【ラムは祖組織の人間の外見を模倣して出歩く事がありキュラソーの姿で蘭と接触したことがある】のではないかなあと思います。きっとめちゃくちゃ考察のツメが甘い。

 とりあえず書き出したい!という思いがあってブログを開いたものの全くスムーズに語れないのでこの辺で〆ますが、観覧車の上で殴りあうアニメは初めて見ました。観覧車がパンジャンドラムみたいに転がるアニメは先にガルパン劇場版で見てしまったけれど。他にもアトラクションの順番待ちをしているシーンで身を乗り出して落ちた元太を助けるためにキュラソーが壁を走るシーンとか、最初のカーチェイス(車のアニメをじっくり見たことがない)など若輩者の私にとっては見たことがないアングルからのアニメーションが多くて最初から最後まで楽しめました。あと赤井が最高にかっこよかったです。あの「落ちろ」は痺れました。

アニメの方はほぼ未視聴なので、これから見たいと思います。